葬送の歌
河出書房新社 2003年1月 2.000円+税

■目次

 1
 左折してゆけ省線電車――西井一夫
 みな行った茂樹も君も――小野茂樹、小中英之
 「慶大ブント飯田貴司」――飯田貴司
 キリマンジャロに死すべくもなく――干刈あがた
 御機嫌よう――益戸つね
 2 
 薔薇色の骨――中井英夫
 不幸の確信――中城ふみ子
 前衛短歌への憤死――高橋正子、佐竹弥生
 野晒の歌――坪野哲久
 3 
 黒時雨の歌――高橋和巳
 戦後青春の死
 淋しい朝――岸上大作
 やさしさの砦――田上伸次
 パンクした自転車に乗って――立中潤
 父選びうるならルパン――小川太郎
 4
 汽車は東京までしか行きはしなかった――中上健次
 錆びたナイフの歌――石原裕次郎
 デクノボーと呼ばれようとも――たこ八郎(斉藤清作)
 薔薇のパイプ――諏訪優
 反逆の書家――木村三山
 ひぐれまで飲む――太田登
 夢の相続――横松仁平
 サトル――及位覚
 さらば常盤座の灯よ――福島道江
 雌豹の眸――武田百合子
 天使の昼寝――鷹野ゆき子
 5
 みんなが行ってしまったら――寺山修司
 微笑する遺影――神部明
 砂漠の中に火を見たか――石和鷹(水城顕)
 跋
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