孤立無援の思想を生きよ
PHP研究所 1994年6月 1456円+税

■目次
序章
第1章 君よ、敗北は自明であろうとも
1  もっと電車よ、まじめに走れ
2  机の上で歌は書かない
3  定型という四角い荒野
4  しんみりと孤独の酒を飲んでみろよ
5  よしや敗北は自明であろうとも
6  孤児になってあなたは死んでいってしまった
7  吹き来る風が私に云ふ
8  上を向いて歩こう
9  君は拳を振り上げて戦車に
10 真実、豊かに生きることとは
11 雪の絶叫旅団
第2章 君は叫ばずに死んでゆけるか
12 愛しき娘、明日香よ
13 血染めのラッパを吹き鳴らせ
14 高橋、立ち上がるのだ
15 さよならを言うために人は出会う
16 孤立無援の思想を生きよ
17 左折してゆけ省線電車
18 泣きたくなったら思いっきり泣け
19 寺山さん、岸上はこう絶叫するのです
20 蜂の巣の肺を抱(いだ)いて
21 無垢で純真な切実を
22 さらば常盤座の灯よ!
23 いざゆかん俺のマントに
第3章 君は俺の中で美しくあり続けろ
24 流れるようなひとりとなろう
25 だから、いまが青春なんだ
26 ただ闇雲に歩きたかった
27 川名、君は優しすぎるよ
28 反権力を貫いて下さい
29 太陽神経叢(ソーラ・プラチス)に左アッパーを打ち込め!
30 獅子王復活の歌
31 たった三本の指で
32 君は俺の中で常に美しくあり続けろ
33 されど賢治よ
34 空に昇る日に恥じらうことなく
35 キリマンジャロをもう一杯
第4章 君よ、流れゆく時の彼方に
36 死ぬ時は美しく装って
37 夢は真冬の追憶のうちに
38 しろがねの夢よ、乳房よ、白桃よ
39 汽車は白い闇の中を
40 老パルチザンの歌
41 毅然として去ってゆくのだ
42 中上よ、君が不憫でならなかった
43 兄は肩を震わせていた
44 バックミラーは涙で曇っていた
45 果敢な夢の先住民
46 悲しみの連帯と、あなたは言った
終章 その人は静かに微笑していた


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