季刊月光 第陸號
1989年10月発行

発行:月光の会 発売:弥生書房
編集・発行人:福島泰樹 



■目次
月光インタビュー
塚本邦雄×福島泰樹波瀾の秋 写真=宮内勝
作品五十首
太田代志朗花夜叉
清田由井子黒緋の花
俳句二十句
加藤郁乎近詠
仁平勝半歌仙 東京物語
西川徹郎家具と肉体
連載評論 歌と思想
持田鋼一郎短歌における声調
連載評論
鈴木貞美表現力について[最終回]
コラム
井出彰文芸えんま帖
時評1[詩歌]
菱川善夫宇宙への投弾 「こころざし」のありかを問う
時評5[文芸]
小笠原賢二「近代以前」への視野 蓮賽重彦著『小説から遠く離れて』雑感
時評3[美術]
窪島誠一郎「反戦」と絵画 壁に刻まれた記録、証言としての絵画
時評4[思想]
池田浩士現実は甘くない??なるほど、しかし
時評5[精神]
西井一夫田村一村の墓碑銘
清水昶
白鳥真発寒通信『界川遊行』
創作
石和鷹Gハイム706号
短期連載[2]
永畑道子北村透谷、運命(かみ)とひとの間
連載/繃帯の歌
前田衷ミシガン・アサシン
月光劇場[CONCERT]
西村エリ福島泰樹は神経症に効くか 福島泰樹短歌絶叫コンサート「パルチザンの歌」
写真
宮内勝東京[NO.2]
連載評論
立松和平泰樹百八首[5]
六〇年代歌集私記
伊藤一彦唱うも今日をかぎり 岡井隆歌集『天河庭園集』
連載エッセイ
島田雅彦分身の日記[6]
作品三十首
北原耀子秋霖
三杉蓮子樹光
林多美子花森
いとう茜母郷
岡口茂子天の梯子
織田百合子白鳥連環
長月桃子冥?May?
川崎秀三電子脳
竹下洋一風を待つ種子
持田鋼一郎白夜燦燦
掌編小説
三田誠広
太田代志朗時雨
連載エッセイ
小林恭二文句伝《其三》
連載/路地裏の航海
小川太郎町の麦・寺山修司断章
連載/酔いどれ作家論
松岡達宜切磋踏切悲話
コラム
浦辺諦善賢二断簡[6]
作品十八首
小川太郎西日のあたる家
松岡達宜哀愁波止場
西村せつ子歳月無聊
麦草ともえ踏青
篠原霧子花雨
西山翳花のかげろう
作品十五首
三枝浩樹少年の夜と朝のうた
上田かおるゴールデン街一九八九年六月
名和喜多太水銀光
福間三九郎首都鳥葬
深津千恵立夏祭
高橋凛凛子太鼓橋
永浜郁子見えない色の
佐藤宏子否か知らねど
黒田和美冬景
作品七首
木村美月“兄”なる人
桶本典子なつが来るころ
市川和歌子標本
柴田陽さちよいて空に虹
小林秀子ひらひら
岡貴子蒼とめどなき
藤岡巧時を食む
寺下宏司真秀ろば
永田吉文逍遥2
中田賽理想円形
三田村慶雨のち雨のち晴れ/四月
長野久美伝言
作品四十首
賀村順治個(われ)を狩る街
佐久間章孔竜の伝説(ドラゴンクエスト)
読者作品
月光歌筵 三田誠広/清水昶/福島泰樹[選]
十枚書評
織田百合子美しき煩悩のひと 坪野哲久『人間旦暮』
友川かずき木は空に喉笛を吊るす 吉増剛造『スコットランド紀行』
高橋凛凛子道標を立てる旅 プラムディヤ・アナンタ・トゥール『人間の大地』/『すべての民族の子』
太田代志朗深夜夢をみるのは 明石長谷雄『冬たんぽぽ』
北原耀子時間を彫る 渡辺千尋銅版画集『象の風景』
編集後記


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