季刊月光 第伍號
1989年4月発行

発行:月光の会 発売:弥生書房
編集・発行人:福島泰樹 



■目次
坪野哲久追悼特集
挽歌五十首
塚本邦雄くろがねの 坪野哲久氏の靈に献ず
追悼
山田あきたましいの花
坪野哲久論
菱川善夫坪野哲??地獄人の哲学
安永蕗子哲久 死力の歌
大滝貞一豪毅・剛直の歌を貫く 最後のお別れをして
俳句十五句
間村俊一冬?
紀行文・短歌
福島泰樹高浜紀行
哲久百首 福島泰樹[選]
六〇年代歌集私記
伊藤一彦黒服の人 坪野哲久歌集『春服』
時評1[詩歌]
菱川善夫凝視する天皇制
時評5[文芸]
小笠原賢二“天皇崩御”と現代短歌 歌壇における沈黙と饒舌について
時評3[美術]
窪島誠一郎美術館のある風景 人間・風土・芸術をつなぐものtd>
時評4[思想]
池田浩士天皇家の代替りが見せてくれたもの
時評5[精神]
西井一夫山本陽子という名の十字架
写真
宮内勝東京[NO.1]
短期連載
永畑道子小説 雙蝶 北村透谷、運命(かみ)とひとの間
連載評論 歌と思想
持田鋼一郎短歌における伝統
連載評論
鈴木貞美表現力について[5]
作品五十首
清田由井子月暈
三枝浩樹エミールへ
太田代志朗されば誓ひてよ
作作品三十首
北原耀子水野ゆふぐれ
山埜井喜美枝玉藻よし
西山翳暁鐘
竹下洋一ツァラトゥストラのためのノート
持田鋼一郎木枯しを聴く
連載評論
立松和平泰樹百八首[4]
月光劇場[DANCE]
西村エリ舞踏私見 伊藤智生プロヂュース実験VOL.1 BODY
佐々木幹郎眠りの森で
コラム
井出彰文芸えんま帖[5]
俳句二十句
夏石番矢胸刺す神のフーガ
大井恒行本郷菊坂菊富士ホテル(4)
攝津幸彦挽歌
西川秀明抽斗の中の冬海
連載/酔いどれ作家論
松岡達宜哀姉哀傷歌
連載/路地裏の航海
小川太郎夜の童話
連載エッセイ
島田雅彦分身の日記[5]
小林恭二文句伝《其二》林桂氏のこと
作品二十首
三杉蓮子藍青
松岡達宜雲雀
有賀真澄「恋闕」のダンボール
作品十五首
長月桃子殉教 わが憂国忌
上田かおるゴールデン街一九八七年桜月
林多美子鳥よ 自在に翔ぶな
佐藤よしみ冬の族
作品九首
木村美月ティーンズ・グラフティ
桶本典子Bye-bee
作品七首
小川太郎即狂歌
川崎秀三わが歳時記反歳時記
香月秀夫オールドファッションド・ラブソング
柴田陽破れ凧
永田吉文逍遥
岡口茂子家紋
西村せつ子夕茜
吉川まゆみ落花
油原悠子アインシュタインの恋人
岡貴子棘尖り
藤岡巧愛の沈殿
永浜郁子蝶を誘う
麦草ともえたんぽぽ
小林秀子所有
黒田和美
賀村順治みず食むごとし
作品三首
大谷有史危うき硝子
藤本進風吹き荒れろ
寺下宏司凍てし音楽
福間三九郎意志の勝利
田口多津雄君へ
高橋凛凛子樹氷とシュプールと
石川よしみごむ鉄砲
佐藤宏子混沌
長野久美花の夢のことば
掌編小説
三田誠広深夜の犬
太田代志朗イコンの闇
石和鷹タゲリ
月光歌筵
三田誠広/清水昶/福島泰樹[選]
十枚書評
山埜井喜美枝落ちるイカロス 『憂国の詩(うた)』鉄幹と晶子・その時代
永畑道子身ぞなつかしく花は 清田由井子『夢やむらさき』
高橋凛凛子道標を立てる旅 プラムディヤ・アナンタ・トゥール『人間の大地』/『すべての民族の子』
竹下洋一ジョン・シルバーへの挽歌 佐久間章孔『声だけがのこる』
持田鋼一郎元気の歌 福島泰樹『柘榴盃の歌』
編集後記


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