季刊月光 第三號
1988年10月発行

発行:月光の会 発売:弥生書房
編集・発行人:福島泰樹

■目次
特集 木村三山
作品百二十四首
福島泰樹無頼の墓
月光インタビュー
木村三山書詩一体の歌 インタビュー/福島泰樹
木村三山論
常住郷太郎七郎・徹・三山
友川かずき書と咆吼
木村幸下世話に現代書詩
木村三山書暦 
作品三十首
馬場あき子白峰
山埜井喜美枝半夏の毒
北原耀子風森
清田由井子野哭
山中智恵子諷歌倒語
連載評論 歌と思想
持田鋼一郎短歌における戦後
連載評論
鈴木貞美表現力について[3]
時評1
菱川善夫アメリカ的視線の前で
時評2
小笠原賢二二つの“共通感覚”がある風景 現代日本文学の「切断現象」について
清水昶百年
白鳥真ダブルソネット・祭りの心象
連載エッセイ
島田雅彦分身の日記[3]
連載評論
立松和平泰樹百八首[3]
連載/酔いどれ作家論
松岡達宜蛍 父と泰淳、和平、自転車
連載評論
前田衷繃帯(バンテージ)の歌[3]
連載エッセイ
小川太郎路地裏の航海[1]
作品二十五首
小川太郎路地裏の怪人 戦後航海
松岡達宜喝采
佐久間章孔新浦投手物語
大林明彦熱海熱き志もて
持田鋼一郎したたかに夏
六〇年代歌集私記
伊藤一彦花粉越ゆる由なし 寺山修司歌集『田園に死す』
作品十八首
桶本典子宿題《十六歳デビュー柞》
作品五十四首
上田かおるゴールデン街一九八八年晩秋
コラム
井出彰文芸えんま帖
月光劇場[THEATER]
西村エリマスカレード(仮面舞踏会)の悦楽 『オペラ座の怪人』
清水杳子嘘の素粒子 『グッドバイ−−或いは「夏と石炭」』
掌編小説
三田誠広犬の道、子供の道
岡井隆舟に乗った治療者
織田百合子石の記憶
小池光
竹下洋一ミチコ
石和鷹Tさんの散歩道
太田代志朗京都五山送り火
俳句
黒田杏子月山道
西川秀明髪の長い姉が
作品二十五首
太田代志朗あはれうすべに
竹下洋一旅人
岡口茂子おとこ
西山翳灯る追憶
林多美子水のかがやき
佐藤よしみ空の渇き
海外詩
ジェームス・レーガン A Dead Twin Prays on the Eve of My Surgery
読者作品
月光歌筵 三田誠広/清水昶/福島泰樹[選]
作品十二首
有賀真澄ヒジュラの海
永田吉文灯台
由岐幸子微熱
高橋凛凛子渓流
香月秀夫
藤岡巧あなたに申し送るなら
麦草ともえ花陽炎
篠原霧子こゑ
作品五首
伊藤一彦森羅万象
杉高之夢の予約
関根康夫風の道
松平修文
小林秀子儀式
西村せつ子安曇野
吉川まゆみ十六夜
岡貴子虚の一員
完賀くにかなしみの梢
新井圭子錦?の道
佐藤宏子放擲
永浜郁子あきらこ
石川よしみ失業
高橋典子ガガーリン
油原悠子数式の君に献ぐ
市川和歌子晩夏
平辰彦花菖蒲夕霧楼
寺下宏司盲膜の一枚
柴田陽さちよいて旅空
藤本進影絵の街
中村聰夏の川
作品三十首
三枝浩樹母のソナチネ
三杉蓮子朱夏
賀村順治
コラム
月光フォーラム 
十枚書評
持田鋼一郎セリーヌ復権の意味 生田耕作『滅びの文学』
竹下洋一光の果実 立松和平『雷獣』
太田代志朗太田代志朗 京住みの見者(ヴォワイアン)の美学 杉本秀太郎『絵 隠された意味』
編集後記


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