季刊月光 第壱號
1988年04月発行

発行:月光の会 発売:弥生書房
編集・発行人:福島泰樹 



■目次
 
月光の辞
福島泰樹
月光インタビュー
坪野哲久野晒しの歌
作品三十首
塚本邦雄歌を弑せり
安永蕗子やひ日蓮よ
岡井隆時、そして、漣「中国の世紀末」のうち
連載評論
持田鋼一郎短歌における近代
時評1
菱川善夫言葉を発する源へ 事故放棄による再生
時評2
小笠原賢二現代文学のスフィンクス『中井英夫作品集』によせて
連載評論
鈴木貞美表現力について
作品三十首
賀村順次無私の闇行く 行為と報復
三枝浩樹音楽
松平修文気配
小川太郎モンローの闇
大林明彦父上暗殺
伊藤一彦火を放たば
六〇年代歌集私記
伊藤一彦切り落とす桔梗 春日井健歌集『未成年』
作品三十首
北原耀子天の扉(第四回早稲田文学新人賞受賞第一作)
三杉漣子雪国
篠原霧子あかときの夢
いとう茜鬱金の棘
西山翳總身の棘
掌編小説
唐十郎紙芝居病
福島泰樹日の出産院の夜
桶本欣吾夜行列車
佐佐木幸綱椿さん
太田代志朗孫次郎
石和鷹背の声
創作
松田修巴里版 烏羽の表
作品十五首
中村恵一きみ目をつぶれ
辰巳泰子夕顔のはな
ながとともえ定時制家族
石川よしみ薄笑い
武田武子楽士
佐久間耿介ゆめのうなじ
平辰彦人形愛序説1
有賀真澄ロマンライダー
塚田沙令黒天使
林多美子スクランブル ルル
佐藤よしみ光芒
連載評論
立松和平泰樹百八首
作品五首
永田吉文寂しき機器
東條文雄顔を脱ぐ
市川和歌子漂う
香月秀夫たまゆらの街
小林秀子濡れゆく翼
立原笙子たかぶれど春
苳山静曜変
高橋凛凛子オホムラサキ
岡貴子
藤岡巧どこかが……痛い
柴田陽せつ子の空
藤本進洗われし肉
高岡治美昼の鏡
完賀くにわが四季の歌
中村聰生駒に変わる
根岸美記真昼
中岫恵子われは白鶴
永浜郁子苦界の花
油原悠子無彩色原野行
西村せつ子サーベル
関根康夫茂りゆく家
エッセイ
友川かずき雨の長門峡
連載エッセイ
前田衷繃帯(バンテージ)の歌
月光劇場
北村信吾「ローザ・ルクセンブルグ」
月光フォーラム
連載
三田誠広読者投稿批評欄について
俳句
西川徹郎月山へ
大井恒行赤子(ぼうや)!
コラム
浦辺諦善中也自作スタンプ・絵葉書発見
白鳥真肉体の創世記
海外詩
ペーチャ・ドゥバローワ十五歳の者たちへ 英訳/D・バロワ 訳詩/島田雅彦
連載エッセイ
島田雅彦分身の日記
コラム
井出彰文芸えんま帖
作品五十首
福島泰樹浪漫の馬
太田代志朗清かなる夜叉
持田鋼一郎この風もこの雨も
作品三十五首
竹下洋一夢の行方
上田かおるゴールデン街一九八八年真冬
松岡達宜青空
十枚書評
太田代志朗歌よ絶えなば絶えね 持田鋼一郎『夜のショパン』
伊藤一彦空穂論の内と外 大岡信『窪田空穂論』
高橋凛凛子火を放つ 伊藤一彦『青の風土記』
佐久間耿介前線と禁忌『岡井隆全歌集』
持田鋼一郎時代を超える歌『滝沢亘歌集』
編集後記


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