文藝月光 第2号
発見!宮沢賢治「海岸は実に悲惨です」

福島泰樹, 立松和平, 黒古一夫, 太田代志朗, 竹下洋一
表紙装画=佐中由紀枝 表紙写真=西村多美子
ブックデザイン=間村俊一
勉誠出版 2010年7月 2400円+税


■目次
連載
小田久郎戦後詩壇私史2
小説
立松和平真夜中の廃墟
特集 発見!宮沢賢治「海岸は実に悲惨です」
特集[1]
インタビュー
保阪康夫×福島泰樹私が友保阪阪嘉内、私を棄てるな。
論考
大平宏龍「法華経と宮沢賢治」私論
山口泉「新しい中世」下の詩人の不幸
望月善次文学者でもあった生涯
勝原晴希賢治短歌と〈もののあはれ〉
清水正宮沢賢治とドストエフスキー
原田信男菜食主義者・宮沢賢治
高橋千剱破イーハトーヴ火山
伊藤一彦賢治、短歌の秘密
特集[2]
俳句
堀本裕樹蒼き修羅
立松和平観音
葛原りょう祭囃子
短歌
竹下洋一風の又三郎遺文
松野志保星の時間
新作能
太田代志朗銀河鉄道の夜
特集[3]
資料発見
福島泰樹賢治文庫と浦辺諦善
新資料発見・大木寛宛葉書
論考
山下聖美宮沢賢治と大木実
牛島敏哉新発見口語詩草稿「[停車場の向ふに河原があって]」について
エッセイ
王敏「おくりびと」と「デクノボー」
神山征二郎賢治の映画 kaido
ますむら・ひろしイートハーブとアタゴオル
吉良知彦賢治の幻燈
連載写真紀行
西村多美子海道
連載
福島泰樹東京、感傷紀行
俳句
角川春樹花の師糸
間村俊一鰯雲
時評1
鈴木貞美精神時評
小松美彦倫理時評
岡部隆志文化時評
山本茂日本時評
連載
佐久間章孔前衛の光と影
短歌
磯村健血の不在
清田由井子百花の激
吉田和子√5のかなしみ
小柴節子黙秘する庭
牧田美保呪縛アンソロジー
太田代志朗吉野昏れざる
黒田和美へ
短歌
篠原霧子夏の花
中田實八月の挽歌
鶴田猛虎黒田さんのこと
高橋凛凛子想ひ出
横山千鶴子黒の形象
連載
井出彰地上の人々
砂原供一悪場所からのレポート
高良勉沖縄からの風
時評2
黒古一夫文芸批評
酒井佐忠詩歌批評
大和志保現代詩批評
桑原聡音楽時評
田中貴子古典時評
窪島誠一郎美術時評
小説
雪谷コウ子供の頃だったが、空が泣き叫んだ
短歌
桑名正和樹間葬
高坂明良残花
渡邊浩史銀映
山中章生フォルキュスの娘
窪田政男ルソーの森
佐久間章孔伝説 大杉栄
冨尾捷二ひとりの鬱
投稿
月光歌筵
短歌
大和志保ダンス・マカブル
鹿野氷愛は奇妙に
野口綾子軟弱な恋
森水晶星明り
西村せつ子花卯月
藤岡巧寒さ漂う
世戸瑛子劫火
竹中多賀子黒の灯
秋美那子しりとり 体言止め
菊池智子突然すぎて
小林智恵子少年
矢澤重徳インフルエンザの所為
書評
黒古一夫「大人の恋」を鮮かに描く
太田代志朗波瀾の時代を彩る軌跡
大和志保二元論の彼方
山下美緒絶望から発せられる「希望」
田中綾言葉とはおのれ曝けて
編集後記


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